この季節は気温が低下し、部屋の気温を温めるためにエアコンの温度を上げると思います。
すると、部屋の温度は温まりますが湿度はぐっと低下して凄く乾燥しますよね、
お店などによっては加湿器を設置していなかったり、平米数に全く合っていない加湿器をおいていて、海の水をバケツですくうかのごとく化学的に意味のない乾燥対策をしているお店もあります。
そんな環境で怪しい咳をしている人を見かけると不安になりますよね。
さて、コロナウイルス(COVID-19)の感染対策もなんですが、この季節に流行っているインフルエンザウイルスの原因や対策、感染予防などを見ていきましょう。
それではインフルエンザの原因を見ていこう。
【インフルエンザの原因】
インフルエンザは、鳥や豚などの家畜から感染することがあるウイルス感染症です。
まず、インフルエンザの原因は、多様な動物からの感染源となることが知られています。
現在、多くの家畜は劣悪で密集した環境で飼育されることが多く、国や地域によって規定も異なるため一概には言えないのですが、多くの国や地域で、養鶏場における鳥の飼育密度は高く1平米あたり10羽以上の鶏が飼育されることがあります。
EUでは2012年から鳥の飼育密度を1平米あたり9羽までとする規制が導入され、2021年からは、さらに下げて1平米あたり6羽まで規制が導入されました。
また、日本でも動物愛護法に基づく鳥の飼育基準が定められており、鳥の飼育密度は1平米7羽までとなっています。
肉用鶏種の中で最もポピュラーなブロイラー種、1羽の平均的な身長は成熟時で約25cm〜30cm、幅は30cm〜35cm、体重は出荷時2〜4kgが平均的なサイズとなります。
縦横高さが1mの1立方メートルの檻の内に高さ30㎝、高さ30が7羽が飼育されていた場合、1羽当たりの保有面積はいくらになるか?
まず、1平米は=10,000㎠(100cm×100cm)
1羽30×30(cm)=900㎠
7羽の鶏が占有面積=7×900㎠=6300㎠
1羽当たりの保有面積=(10,000-6,300)㎠÷7羽=3,700㎠÷7羽 約528.57㎠/1羽
まあぎゅうぎゅうですね。
日本の動物愛護法も1平米あたり7羽までの飼育基準と考えると、とても残酷で規制の緩さを感じます
3羽横並びになると10cmしかスペース余りませんし、朝日を浴びてコケコッコーと鳴いて庭を自由に散歩して日々を健康に過ごす鶏と比べたら正に缶詰状態。ウイルスに感染すればひとたまりもないですよね。
人間で例えるなら乗車率70%の電車内で糞を垂れ流し、ウイルスをまき散らしながら生活し、ステロイド剤を投与されて小学校6年生くらいで身長180cm、体重90㎏と化学的に成長して檻の外に出ると食用の餌として人生を終えると言うことになります。
食用だから仕方がないでは済まされませんが、今回はその問題には触れずにウイルスに話しを戻しますが、このような状態の食用の工業的畜産の鶏工場でしたら、1羽インフルエンザになればひとたまりもないでしょう。
コロナパンデミックが起こる前までは、一般の方にはこの鶏の劣悪な環境での飼育状況報道もされていませんでした。
ただ、2019年以前の多くの文献であるように、牛をはじめ鶏、豚などの工業的畜産での劣悪な環境下での飼育は、ウイルスのパンデミックを引き起こす原因となることが危惧されていました。
インフルエンザの発生原因に家畜の劣悪な環境も関係しているのじゃ
【インフルエンザの種類】
また、インフルエンザはA、B、C型と3つに分類されますが、A型の発生源も水鳥であるカモ、アヒル、ガチョウなどが一般的に考えられています。
【A型のインフルエンザ】元々は、シベリアやアラスカ、カナダの北極圏に近い場所に生活するカモのおなかの中に住んでいるウイルスです。
冬になり南へ渡ってきたカモからアヒルへそしてブタに感染したウイルスはブタの呼吸器の中でヒトに対する感染性を獲得しますが、なかにはブタを介さずトリから直接ヒトに感染した例もあります。このようにAウイルスは広くブタやウマ、クジラといった哺乳類や鳥類に感染し、最も広く分布している人畜共通感染症です。
【B型インフルエンザ】B型インフルエンザはヒトとアザラシに感染することが知られており、季節性のインフルエンザやインフルエンザの原因となります。
またB型インフルエンザは主にヒトによって感染が広がります。
感染した人が咳やくしゃみをすることでウイルスが飛沫として周囲に広がるため、密閉したされた場所や人が多い場所で感染リスクが高くなります。
感染した人が触れた物や表面にウイルスが付着することもあり、手洗いなどの衛生管理が重要と言われているのはこのためです。
【C型インフルエンザウイルス】はヒトや豚、犬や鳥などの動物から発生することが分かっています。ヒトや豚に感染することが知られており、軽度の風邪症状を引き起こします。A型・B型インフルエンザウイルスに比べて変異が少ないため、人間への感染リスクは比較的低いとされています。
インフルエンザは3種類に分類されそれぞれ特徴も異なる。
【インフルエンザの感染リスク】
またインフルエンザは空気感染や飛沫感染によっても感染するため、人混みの場所や密室などでは感染リスクが高くなります。
さらに、インフルエンザウイルスは季節性のインフルエンザやパンデミックインフルエンザなど、様々な種類があります。
季節性のインフルエンザは毎年発生し、パンデミックインフルエンザは世界的に流行する場合があります。
それぞれの種類によって感染リスクが異なるため、その都度情報を収集することが大切です。
【インフルエンザウイルスの原因と感染リスクのまとめ】
まとめると、インフルエンザの原因は家畜などの動物から感染することがあり、感染リスクを下げるためには、家畜などの飼育環境の改善や適切な対策が必要です。
感染予防対策を行うことが重要なのです。
更に季節性のインフルエンザやパンデミックインフルエンザなどの種類によっても感染リスクが異なるため、情報収集にも注意が必要です。
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