「壁についたタバコ汚れの掃除方法と効果的な洗剤の選び方【洗剤工場監修】」

洗剤ブログ

タバコは喫煙者にとって人生のささやかな楽しみ。

しかし昨今は喫煙しているだけで悪、紙タバコの愛煙家は人権はほぼなく、ガラパゴス諸島に生息する生物のように、追いやられています。

家族で一緒に生活している愛煙家のお父さんの最も居心地のいい場所は「ベランダ」や「お庭」など家の中ではなく家の外であることが多いという意見もありますね。

「オレは独身だから自宅で紙タバコを心行くまで吸いまくっているから大丈夫。」

という方は、気がつけば壁紙がヤニ色で変色し、壁にかけていた時計を外してびっくりなんて、オチを経験したことはないでしょうか?

ペン博士
ペン博士

壁紙のヤニ掃除はどうすればいいんだろう?

「賃貸物件だから退出するときマズイな」

「原状回復費、いくらになるんだろう?」

そのため、マンションの退出時の費用が気になりますよね。。

そんな問題を解決すべく、壁紙についたタバコのヤニの掃除方法を今回の記事でご紹介していきます。

どうしてタバコで壁が汚れるの?

まず、なぜ紙タバコで壁紙が汚れるのでしょうか?

それはタバコに含まれている有害物質「タール」が原因です。

タバコというのは原料の植物がナス科の植物となり、これはナスはもちろん、ジャガイモ、トマトなどと同じ植物なんですね。

そして植物なのでタバコにはねっとりとした植物性樹脂がタバコの「タール」に含まれます。

私たちが「ヤニ」と読んでいるのはこの植物性樹脂のこと。

喫煙者の歯が黄色くなったり、喉や肺にこびりついたり、壁紙が黄色く変色するのも、この植物性樹脂「タール」が原因なのです。

ペン博士
ペン博士

タバコで壁紙か汚れる原因は有害物質タールのせい。

タールは植物性樹脂のためねっとりとした汚れになる。

このタールが人体に及ぼす影響は、皆さんご存知だと思いますので今回の記事では割愛しますね。

ではこのタバコの「ヤニ」汚れをどのように掃除すればよいかをご紹介します。

【タバコのヤニの掃除洗剤】

まずタバコのヤニを掃除するための効果的な洗剤は何なのかを確認する必要があります。

洗剤は酸性の汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的で、アルカリ性の性の汚れには酸性の洗剤が効果的に汚れを落とす効果がある。

ではタバコのヤニはなんなのでしょうか?

タバコのタールは植物性樹脂が主成分なので「油汚れ」に分類される酸性の性質をもちます。

そのため、油汚れの除去に強いアルカリ性の洗剤が効果的でしょう。

壁の汚れがまだ軽い状態であれば、まずは成分が弱めな重曹やセスキ炭酸ソーダなどのアルカリ性洗剤を使用してみます。

ペン博士
ペン博士

タールは植物性樹脂が主成分なので油汚れになる。

油汚れの除去にはアルカリ性の洗剤が効果的。

【タバコ汚れ壁紙掃除用の重曹水の作り方】

水100㎖に対して粉末状の重曹を小さじ一杯入れ溶かします。

重曹は溶けにくいので、最初お湯で溶かしてから水を入れるのも良い方法。

溶かした重曹水を散布用のスプレーボトルに入れて壁に散布して掃除する。

重曹水には消臭効果もあるので、汚れと一緒にタバコの臭気も除去できる効果あり。

【タバコ汚れ壁紙掃除用セスキ炭酸ソーダの作り方】

水500㎖に対して、粉末状のセスキ炭酸ソーダを小さじ一杯入れて溶かしてください。

重曹に比べてセスキ炭酸ソーダはアルカリ性が強いので、重曹で落ちなかった汚れに効果を発揮します。

【タバコのヤニとりの掃除の手順】

ペン博士
ペン博士

それでは壁紙のヤニとり掃除の手順を紹介しよう。

【タバコ汚れの掃除にまずは埃とり】

基本的な掃除の手順と同じでまずは埃などを取り除きます。

乾いた雑巾などで壁についた埃を取り除きましょう。

【タバコ汚れの掃除は洗剤を散布して、ヤニ汚れを除去する】

壁にアルカリ性の洗剤を散布します。

この時すぐにこすり取らず洗剤が汚れを浮かすのを待ってからこするのがコツ。

散布したら汚れを取るわけですが、ブラシやメラミンスポンジなどで取り除き、細かな場所は使い古しの歯ブラシなどを使用するのもアリ。

その際は、強くこすりすぎてしまうと壁紙を痛めてしまうので注意してください。

【タバコ汚れの掃除には水拭きで汚れと洗剤を拭き取る】

ヤニ汚れをこすり取り除いてもまだ壁には汚れと洗剤が残っています。

必ず雑巾で水拭きする必要があるので、水拭きしましょう。

洗剤が壁紙に残ってしまうと、今度は洗剤が原因で壁紙が痛む可能性があります。

また重曹を使用した場合は、溶け残った粉末の重曹が残りやすいので、水拭きを特にしっかりとして重曹も取り除いてください。

ペン博士
ペン博士

洗剤が残らないよう最後に水拭きを必ずしよう。

【タバコ汚れの掃除ので重曹、セスキ炭酸ソーダでも壁のヤニ汚れが取れない場合】

ヤニ汚れが酷い場合は重曹・セスキ炭酸ソーダでも取れません。

その際はもっと強いアルカリ性洗剤を使用して掃除しましょう。

また最終手段としては漂白剤で掃除する方法もあります。

漂白剤は酸素系と塩素系がありますが、塩素系だと強力なため、壁紙の色も落としてしまう可能性もあるのと、塩素系独特の強力なニオイが逆に壁紙についてしまいます(プールで嗅ぐあの匂いですね)

ペン博士
ペン博士

漂白剤で掃除する方法もあるが、漂白剤には酸素系と塩素系がある。

塩素系を使用する際は注意が必要。

塩素系は換気もしていないと気分が悪くなるので、漂白剤を使用する際は酸素系を推進。

酸素系の漂白剤は、塩素系に比べて威力は弱まりますが、手肌にもやさしくニオイもないので安心して使用できます。

【タバコの壁紙汚れ、それでも落ちない場合】

ご紹介した方法で試してみたが落ちない。

この場合は重度のヤニ汚れの可能性が高いので、いっそのこと専門業者に任せた方が効率が良いでしょう。

タバコのヤニは洗剤業界の中で頑固な汚れに分類されます。

賃貸物件に入居されている方で、壁紙を掃除しなくてはいけない場合は、専門業者のプロに頼みましょう。

【タバコのヤニ汚れでの壁紙掃除まとめ】

ペン博士
ペン博士

タバコが原因の壁紙の汚れの原因、掃除方法をまとめてみよう。

まとめ

・壁紙が汚れる原因は、たばこに含まれる有害物質「タール」が原因。

・「ヤニ」は植物性樹脂の「タール」のこと

・壁紙掃除の洗剤はアルカリ性が効果的。

・重曹、セスキ炭酸ソーダ、強力アルカリ性洗剤、漂白剤の順に効果が強くなる。

・漂白剤には塩素系と酸素系がある。

・自分で掃除してダメな場合はプロに任せる。

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