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昨今サステナブルが叫ばれて、オーガニック製品を重視し洗剤業界も消費者の見方は変わった印象がありますね。
洗剤は毎日使用するもの。食器洗い、お洗濯、入浴と生活シーンに欠かせないモノです。
そんな洗剤にも「買ってはいけない」と言われている洗剤が最近あることを聞いたことはありませんか?
そこで今回の記事では「安心な洗剤はどれ?」という方のため、買ってはいけない洗剤の特徴と、理由、また買うべきおすすめの特徴について掘り下げていきたいと思います。
買ってはいけない洗剤とは??研究していきましょう!
【買ってはいけない洗剤の特徴とは?】
買ってはいけない洗剤の特徴ってなんでしょうか?
これは情報も錯綜しやすい質問ともいえますね。
ここはシンプルに洗剤を使うことでの被害を整理して考えます。
● 洗剤の匂いが強すぎるもの
● 小さなお子さんが誤飲する恐れがあるもの
● 故障の原因となるもの
シンプルに整理すると上記の3つにまとめることができます。
ではそれぞれ見ていきましょう。
まず、香害の恐れがあるもの、小さな子供やペットの安全性に不安があるもの、機械の故障の原因があるものを避ける必要があるんですね。
【買ってはいけない洗剤、ニオイが強すぎる洗剤とは】
洗剤のニオイが強すぎる洗剤は洗浄した後も匂いが残ります。
たとえば食器用洗剤でニオイが強すぎる洗剤は、洗ったお皿にニオイが残ってしまい、いざ食事をしようとお皿に盛りつけて食べようとしたら、食品のニオイと洗剤のニオイが混ざり気持ち悪くなることがあります。
洗濯洗剤の場合なども強い香りの洗剤で洗濯すると、柔軟剤のニオイと混じり、衣類を洗って乾かした後も洗剤のニオイと柔軟剤のニオイが混じり嫌なニオイになる可能性もあります。
また香水を使用する方はここからさらにニオイを付け足すので、どんなニオイに変化するかわかりません。
昨今「香害」ということばに代表されるように、他人のニオイを不快に感じた方が多いのも事実です。
ニオイというのは不思議なもので、良いニオイ+良いニオイ=さらに良いニオイになるとは限りません。
柔軟剤の香りをメインに考えるならば、洗濯洗剤は無香料タイプや低臭のものを、食事に使うお皿などを洗浄する際は、無香料のものなどを試してみてはどうでしょうか?
香りのついている洗剤は洗うとき気分が良くても、食器を使う際に香りのせいで気分が悪くなる可能性もある。
良いニオイ+良いニオイ=さらに良いニオイとはならない。
ニオイについて別の記事で詳しく紹介してありますので、気になる方は見てみてください。
参考:ニオイについて詳しくはこちら↓
【買ってはいけない洗剤とは、小さなお子さんが誤飲する恐れがあるのもの】
これに関しては最近話題になった洗濯洗剤のジェルボールがあります。
製品自体は粉末、液体洗剤と違い計量する必要がないので、非常に便利で洗濯機に「ポン」と入れるだけの手軽さで人気がでた商品でした。
ところがジェルボールはビジュアルが子供の好奇心を持ちやすい食べ物の様なビジュアルのため、小さなお子さんが誤飲する事故が多発したのです。
サイズ的にも小さなお子さんが口に入れやすいサイズですので、小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、誤飲してしまうリスクがありますので避けた方がよい洗濯洗剤かもしれません。
小さなお子さんやペットが洗剤を誤飲する可能性のある洗剤は、安全性の事を考えると避ける必要がある。
【買ってはいけない洗剤は故障の原因となる洗剤】
洗剤を使用することによって食洗器や洗濯機など機械が故障する可能性がある洗剤は、もちろん避けた方がよいと言えます。
まず食洗器には「食器洗い乾燥機専用洗剤」というものがあります。
一般の台所用洗剤とは異なりますので、台所用洗剤を使用してしまうと故障の原因となりますので、食洗器には食洗器専用の洗剤を使用しましょう。
また洗剤による故障のトラブルで多い事例は、洗濯洗剤による洗濯機の故障となります。
この場合どんな洗剤を使用しているか?
洗剤の種類によっては洗濯機の故障の原因となる!
それは重曹、粉タイプ、粉石けん(エコ洗剤・オーガニック洗剤)の洗剤が洗濯機の故障の原因となることがあります。
下記のように日立はHPで記載しています。
重曹や粉せっけん(オーガニック・エコ洗剤)はその安全性から最近はあらゆるものを洗浄するのにSNSでも大きくとりあげられていますが、あらゆるものにメリット・デメリットがあるように、重曹や粉せっけん(オーガニック・エコ洗剤)にもにもあります。
日立のHPに記載があるように、一般的な洗濯用洗剤に比べて肌の刺激は少ないですが、水に溶けにくい材質のため、排水ホース水詰まりによる洗濯機の水漏れや、故障の原因となりますので洗濯洗剤としては避けた方が良いかもしれません。
ドラム式洗濯機は重曹の使用は「基本的にNG」ですので、気になる方は必ずご自宅の洗濯機取扱説明書を確認しましょう。
SNSで重曹や粉せっけん(オーガニック・エコ洗剤)を使った洗濯や掃除をよく見かけるが、洗濯機は使ってはいけない。
ドラム式洗濯機は重曹の使用は「基本NG」
洗濯洗剤もそうですが、洗濯機を使用した洗濯に関して間違った解釈をしている可能性もあるので、正しい洗濯の情報を知りたい方は、下の記事をおススメします。
参考:正しい洗濯のしかた↓
【良い洗剤の選び方とは?】
「良い洗剤とは?」違う角度から考えると「何を洗うのか?」でこの答えは変わってきます。
食器用洗剤でいえば水を飲んだグラス程度を洗うなら洗浄力の弱いオーガニック系の洗剤でも十分ですが、焼肉などの油汚れギトギトのモノを洗う際はアルカリ性や濃縮タイプの中性洗剤でないと、いつまでも汚れが取れません。
しかし洗剤にはそれぞれのメリット・デメリットが存在します。
例えば、オーガニックや天然植物性中性洗剤であれば手肌にやさしいのがメリットです。
オーガニック洗剤のデメリットは汚れが落ちないなど、洗剤も食器用洗剤の洗うもので選び方は変わってくるのが事実です。
洗剤の液性を理解すればシーンにあった洗剤を使うことができ、結果無駄のない洗浄ができるる。
洗剤の特性、知識を学ぶところから始めると良い洗剤選びができるのではないでしょうか。
●水を飲んだコップなどの洗浄(オーガニック、エコ洗剤)
●普段使いの食器洗浄(中性洗剤・植物性中性洗剤)
●油汚れの強い食器洗浄(弱アルカリ性洗剤・濃縮タイプの中性洗剤)
食器用洗剤の洗剤選びには下記の記事を参考にしていただければと思います。
参考:食器用洗剤のおススメ記事↓
同じように洗濯洗剤の選び方も何を洗うかで選ぶ洗剤が変わります。
●おしゃれ着などのデリケートな衣類(中性洗剤)
●普段の洗濯物(中性洗剤・弱アルカリ性洗剤)
●しつこい汚れがついた衣類など(弱アルカリ)
洗浄力を求めるということは液性を理解し、洗う洗濯物にあった洗剤を選びましょう。
洗濯洗剤も洗うものにあった洗剤を選ぶ必要がある。
そのさい、正しい洗濯の洗い方も理解しておくと便利です。
私が、学生時代私服を大切にしていたので、気に入っている服はクリーニングに出す話を仲の良い女子にしたら、後日手洗いするといいよと「エマール」をくれました。(さすが女学院に通うお嬢様!なんて粋な人なんだろうと驚きました笑)
その時初めて、デリケートな衣類は洗剤を変えて手洗いすることの大切さを知ったのと、洗剤は洗い物によって洗剤の種類が異なることを知る入口の出来事だったと言えます。
エマールのように大切な衣類を洗う洗剤など、用途によって洗剤は異なります。
このように衣類の汚れによって洗剤を使い分けることが、食器用洗剤同様、洗濯洗剤の洗剤選びにも大切な要素となりますので参考にしてください。
洗濯も、衣類の汚れの度合いによって洗剤を使い分ける。
【買ってはいけない洗剤と界面活性剤の入った洗剤は危ないのか?】
ここで界面活性剤にも少し触れたいと思います。
界面活性剤と一言にいっても様々なものに使用されている化学物質なのですが、代表的なのがどうしても洗剤・化粧品と身近なものなのでよくこれらの商品の界面活性剤は危ないのか?と言われています。
先に結論を言いますと、メーカーは検査機関の試験で安全性を確認されている界面活性剤を使用していますので問題ありません。
現在洗剤メーカーが使用ている界面活性剤は、安全性が確認されていてる。
人間だけでなく、水環境に生息している生物の食物連鎖にも安全性が確認されている。
最近ではオーガニックの界面活性剤や、界面活性剤不使用の洗剤などの製品もありますので、気になる方は色々と試してみるのもいいかもしれません。
また「界面活性剤とはなんぞや?」という方には是非下記の記事を見てみてください。
参考:界面活性剤について詳しくはこちら↓
【まとめ:洗剤は様々なシーンに合わせて選ぼう】
洗剤を選ぶ際はご家庭によってさまざまなシーンがあると思います。
家族構成も違いますし、食器洗いや洗濯に関しても内容が異なるので、同じ洗剤選びにはならないでしょう。
そこでご家庭での洗剤を使うシーンに合わせた洗剤選びが大切なことが言えますね。
買ってはいけない洗剤のポイントを踏まえて、自身の生活に合った洗剤選びが大切だと思いますので、この記事を参考にしていただき、自分にあった洗剤を選んでいきましょう。
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